高卒認定試験 数学 H27-1 大問6 (1)解説+解答

解説:

最小値などを聞いているので、まず、小さい順に並べ替えてみましょう。

並べ替え前:29, 17, 22, 12, 15, 31, 35, 26, 20

並べ替え後:12, 15, 17, 20, 22, 26, 29, 31, 35

選択肢を、簡単なところから、確認していきましょう。

① 最小値は12、最大値は35である。

これは、並べ替えたら一目瞭然ですね。最小値は、12。最大値は、35。 正しいですね。

③ 中央値は22である。

順に並べた時の真ん中の値が中央値です。データは9個ですから、前から5番目、後ろからも5番目の22が中央値ということになります。正しいですね。

② 第1四分位数は16, 第3四分位数は30である。

第1四分位数は、中央値より前のデータの中の真ん中の値を指します。中央値より前のデータを抜き出すと、

12, 15, 17, 20

です。このデータの真ん中は、2番目と3番目の間です。このような場合(データの個数が偶数で真ん中にデータが無い場合)は、その両隣のデータの平均を中央値とします。今回は15と17の平均で16が第1四分位数ということになります。

同様に、

第3四分位数は、中央値より後のデータの中の真ん中の値を指します。中央値より後のデータを抜き出すと、

26, 29, 31, 35

です。このデータの真ん中は、2番目と3番目の間です。このような場合(データの個数が偶数で真ん中にデータが無い場合)は、その両隣のデータの平均を中央値とします。今回は29と31の平均で30が第3四分位数ということになります。

ですから、②は正しいですね。

④  平均値は22である。

平均の求め方は分りますか?全部を足して個数で割ると平均値が出ますね。全部足すと、(29+17+22+12+15+31+35+26+20)=207、9人分のデータですから、9で割って、207÷9=23。
「平均値が22である」という選択肢は間違いですね。

以上。

 

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