神奈川県立中里学園が閉園するという情報がありました。
私自身は中里学園様とは未だ関連が無いのですが、このようなニュースは残念です。私の経験した松風園の閉園も県立だったし、同時期の開設、戦災孤児の収容から始まったようです。Webサイトの写真等を見てみると、同じような時代背景からなのか、懐かしさを感じております。
松風園の閉園時は児童虐待が顕在化し認知件数が増加し始めた時期かと思います。児童虐待の認知件数が更に増えてきている現状の中、県立で戦災孤児を対象に始まった施設の今回の閉園は時代の変化ということでしょうか。
松風園の閉園時には、居場所が変わってしまう事、一緒に暮らしている人達と離れ離れになってしまうことによる不安が広がっていたようにと思います。是非、こども達の心のケアをお願いしたいと思います。また、近年は退所後のアフターケアの重要性に着目され始めてきております。退所したOB、OGへのアフターケアが途切れてしまわないようにお願いしたいと思います。その時には、元職員の皆さんやボランティア等で関わってきた方々の繋がりが続きますように、閉園までの時間の中で仕組みが出来ていけばと願っております。
2016年10月16日(日曜)に最後の学園祭が開かれるようです。関係者の皆様には、多く集まって旧交を温めていただきたいし、今後の繋がりの基盤を作っていただければと思います。ここで、このような記事を書くことで、中里学園の関係者で、気付かないで閉園を迎える人が少しでも減ればと思います。