高卒認定とは
文部科学省が、高校卒業と同程度の学力があると認めてくれる試験です。高校を卒業したという事にはならないのですが、同程度の学力があるとして、大学入試を受けられる、高校卒業が受験資格の資格試験を受けられるようになります。文部科学省のWebサイトに高卒認定試験についてのページがあります。こちらをご確認ください。
以下は、2017年版の情報から抜粋しています。
試験科目
- 国語必修
- 数学必修
- 英語必修
- 地理歴史
- 世界史A、世界史Bのどちらか1科目必修
- 日本史A、日本史B、地理A、地理Bのうちから1科目必修
- 公民:以下のどちらか
- 「現代社会」1科目
- 「倫理」及び「政治・経済」の2科目
- 理科:
- 「科学と人間生活」の1科目と
「物理基礎」、「化学基礎」、「生物基礎」、「地学基礎」のうち1科目(合計2科目)
- 「物理基礎」、「化学基礎」、「生物基礎」、「地学基礎」のうち3科目(合計3科目)
- 「科学と人間生活」の1科目と
試験の日程
年2回、8月(平日)と11月(土曜、日曜)に試験が実施されます。半年に1回という訳ではなく、偏っているので、計画的に受験を予定してください。
H30年度の例を挙げます。正確には、文科省のページでご確認ください。
- 平成30年度第1回高等学校卒業程度認定試験日程
出願期間 平成30年4月20日(金曜日)~5月9日(水曜日)
試験日 平成30年8月2日(木曜日)、8月3日(金曜日)
結果通知 平成30年8月28日(火曜日)発送予定 - 平成30年度第2回高等学校卒業程度認定試験日程
出願期間 平成30年8月30日(木曜日)~9月13日(木曜日)
試験日 平成30年11月10日(土曜日)、11月11日(日曜日)
結果通知 平成30年12月6日(木曜日)発送予定
受験料
科目数 | 受験料 |
9科目 | 8,500円 |
8科目 | |
7科目 | |
6科目 | 6,500円 |
5科目 | |
4科目 | |
3科目 | 4,500円 |
2科目 | |
1科目 |
1科目受験するも3科目受験するのも同じ金額なので、1科目だけ合格するつもりでも、ついでに3科目受験しても良いかと思います。
時間割
少しずつ単位を取っていく場合、1日にまとまって受験できるように科目を選択するとか、疲れを考えて負担を分散するよう、2日にまたがるように科目を選択するとか、空き時間が少なくなるように選択するとか、時間割から戦略を考えても良いでしょう。ここでは、平成30年度の時間割を提示します。
第1回 | 8月2日(木) | 8月3日(金) | |
第2回 | 11月10日(土) | 11月11日(日) | |
1 | 9:30~10:20 | 物理基礎 | 倫理 |
2 | 10:50~11:40 | 現代社会 又は 政治・経済 | 日本史(A・B) 地理(A・B) いずれか1科目 |
11:40~12:40 | 昼食・休憩 | 昼食・休憩 | |
3 | 12:40~13:30 | 国語 | 世界史(A・B)いずれか1科目 |
4 | 14:00~14:50 | 英語 | 生物基礎 |
5 | 15:20~16:10 | 数学 | 地学基礎 |
6 | 16:40~17:30 | 科学と人間生活 | 化学基礎 |