群馬県の、児童養護施設及び自立援助ホーム等退所児のためのひだまりサロンによるシンポジウム「フェアスタートアクション2016」を聴講して参りました。
聴講を終わっての一番の気持ちとしては、百道庵は、一個人の草の根運動的に始めた活動ではあったとしても、関係する皆様には真摯に向き合わないといけないし、それでも届かなかったり、マイナスの影響を与えてしまったりするかもしれなくても、真摯に向き合い続けることを忘れてはいけないと、改めて意識した次第です。
まずは、さいたま子どものこころクリニックの星野崇啓医師からの基調講演でした。虐待を受けた子どもの心や行動の有り様を非常に論理的に説明してくださいました。当然、論理でバッサリ割り振られるものではないでしょうが、私にとって非常に分りやすく、腑に落ちる気がしました。また、きちんと勉強していく必要も痛感いたしました。
また、当事者の声も聴けました。今まで何人もの当事者と関わってきましたが、あまり踏み込んだ話は聞かず、普段の様子から推量しながら接してきました。当事者の方がお話しくださるのは、やはり、身に染みるとともに、当事者それぞれにそれぞれの想いがあるのを毎度感じさせられます。これもまた、話して下さる方に感謝するとともにしっかり勉強していかないといけないですね。
非常にためになる、また、気持ちを新たにさせられるシンポジウムでした。