両親から虐待を受け、「児童養護施設に入りたい」と訴えていた子が、受け入れられず、自殺したという、悲しい出来事が起きてしまった。
その子には、よくぞ、言い出してくれたと言いたいし、その言葉を受け止める事が出来なかった大人の側に嘆きを感じてしまう。この言葉を聞いた大人は、こどもにとって一番良い策を考えたのだろうか。こどもが児童養護施設に入りたいと言って、入れなかった理由は何だったのだろうか?
その子にとって、児童養護施設に入りたいという選択をしたのは、親から離れないと虐待に耐えきれないという究極の選択だったのではなかろうか。その言葉が受け入れてもらえなかったその子はどれほどらくたんしたことだろうか。残念で仕方がない。今のところ、児童養護施設は、好き好んで入るところではない。が、入ったこども達にとって、入って良かったと思えるような場所であって欲しいとも願う。