解説:
① 空中を飛んでいるボール
地球上だと重力はあり。しかし、運動している(動いている)からと言って、運動方向にはたらく力がある訳ではない。運動方向にはたらく力があるので、間違い。
慣性の法則:静止している物体は静止し続け、運動している物体はそのまま等速度運動(等速直線運動)を続ける。
② 摩擦のない水平面上を等速度運動する物体
地球上だと重力はあり。重力により物体が床面を押す力に対し、床面が物体を押す力(垂直抗力)が働く。従って、正しい。
③ 摩擦のある斜面上をすべりおりる物体
地球上だと重力はあり。重力により物体が斜面を押すので、垂直抗力は鉛直方向(重力と同じ方向)ではなく、斜面に直角の方向で斜面が物体を押す垂直抗力がある。
また、物体が斜面を滑り降りるので、その運動に対し斜面から物体に対し動摩擦力がはたらく。従って、正しい。
④ ばねにつるされ静止している物体
地球上だと重力はあり。バネが物体をぶら下げているので、バネから物体に対し、バネの弾性力がはたらく。従って。正しい。
適切でないものを選ぶ問題なので、解答は①となる。
以上。