解説:
「否定」は、その通り、反対のもの、それ以外のものを指すものです。
条件「\(x<1\)」に当てはまる\(x\)の具体的な値としては、1より小さな数字ですから、0とか、-1とかが当てはまります。
一方で、条件「\(x<1\)」に当てはまらない\(x\)の具体的な値としては、2とか、3とかが挙げられます。
条件「\(x<1\)」の否定は、2や3が当てはまる式になりますので、①~④に、例えば2を当てはめてみると、
① 「\(2>1\)」
② 「\(2\ge 1\)」
③ 「\(2=1\)」
④ 「\(2\le1\)」
これら①~④の式で、正しい式は、①か②というのは見たらわかると思います。
①と②の違いは、=(イコール)があるかどうか、1が入るかどうか、です。
まずは、問題文の式(条件「\(x<1\)」)をみてみると、これには=(イコール)が入っていないので、\(x=1\)は、この式に当てはまらない。
否定は、反対の意味なので、
条件「\(x<1\)」に当てはまらない\(x=1\)は、
条件「\(x<1\)」の否定には、当てはまる。
\(x=1\)を①、②に代入してみると、
① 「\(1>1\)」
② 「\(1\ge 1\)」
正しいのは、=(イコール)のついている②であることが分かる。
以上。