高卒認定試験 数学 H30-1 大問6 (1)解説+解答

解説:


$$ 43, 39, 19, 34, 27, 43, 15, 28 (件) $$

データを小さい順に並べる。

$$ 15, 19, 27, 28, 34, 39, 43, 43 (件) $$


分かりやすい設問から考える。

最頻値は、たくさん出現した数値のことである。
今回の問題の8個のデータでは43が2回出現し、それ以外は1回ずつなので、最頻値は43であり、③は正しい

範囲は、最も大きい数値と最も小さい数値の差である。
$$ 最も大きい数値(43)-最も小さい数値(15)=28 $$
であり、④は正しい

中央値は、データを小さい順、あるいは、大きい順に並べたときの真ん中の数値である。
$$ 15, 19, 27, 28,\parallel, 34, 39, 43, 43 $$
この問題では、データが8個あるので、真ん中は、4番目と5番目の間である。そこで、4番目の数値(28)と5番目の数値(34)の平均値が中央値となる。
$$ \frac{28+34}{2}=31 $$
中央値は31となり、①は間違い

①が間違いだと分かったが、②も確かめておく。

② 平均値は、データをすべて足し合わせ、そのデータの数で割った値である。
この問題では、データの数が8なので、
$$ \frac{15+19+27+28+34+39+43+43} {8}=\frac{248}{8}= 41 $$
となり、平均値は41で、②は正しい

以上。