高卒認定試験 数学 H30-1 大問1(3)解説+解答

解説:

必要十分条件
「AならばBである」、が成り立つならば、AはBであるための十分条件である。
「BならばAである」、が成り立つならば、AはBであるための必要条件である。

A:四角形ABCDが長方形である
B:四角形ABCDが正方形である
と置いてみる。

「BならばAである」を調べる(必要条件)
正方形は、たまたま、縦と横の辺の長さが同じ長方形なので、正方形ならば長方形である。すなわちBならばAである

「AならばBである」を調べる(十分条件)
長方形だと、縦と横の辺の長さは必ずしも一致しない。縦と横の辺の長さが違ったら正方形ではないので、長方形は必ずしも正方形ではない。すなわちAならばBは成り立たない。

従って、必要条件ではあるが、十分条件ではない。
正解は①。

以上。