高卒認定試験 数学 H27-2 大問5(1)解説+解答

解説:


文章題と同じく、問題文を読んで図形がイメージできることがまず大事ですね。図は問題文についてますが、きちんと直角三角形が見えると良いです。

次に、現れた直角三角形に、[math]\sin, \cos, \tan[/math]のどれを当てはめるか考えましょう。


三角比:

$$\sin{\angle{A}} = \frac{高さ}{斜辺},    \cos{\angle{A}} = \frac{底辺}{斜辺},  \tan{\angle{A}} = \frac{高さ}{底辺} $$


今回は、$$ \tan{\angle{A}} = \frac{高さ}{底辺} $$を当てはめると良い。

[math] \tan{\angle {B}} = \frac{AB}{AP} [/math]
[math]\tan{\angle {B}} = \frac{2.8m}{16m}=0.175[/math]

三角比の表から、
[math] \tan{9^\circ}=0.1584 \le 0.175 \le 0.1763 = \tan{10^\circ} [/math]
したがって、
[math] 9^\circ \le \angle{B} \le 10^\circ [/math]

以上。