高卒認定試験 数学 H26-1 大問1(1)解説+解答

解説:

因数分解の解法の手順
1. 共通因数で括る。
2. 公式を活用する。
[math] a^2+2ab+b^2=(a+b)^2[/math]
[math]a^2-b^2=(a+b)(a-b)[/math]
[math]x^2+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)[/math]
3. たすき掛け
4. 思いつかなかったら、解の公式を利用

[math] 3x^2+8x+5 [/math]

  • 共通因数で括れるか?
    共通因数は存在しない。
    文字はxだが、すべての項にxがある訳ではない。
    数字(係数)に、1以外の最小公倍数は存在しない。
  • 公式が使えるか?
    [math]x^2[/math]の係数3が1以外であり、平方数(4,9,16,25,…)ではなく、公式は使えない。

そこで、たすき掛けを利用する。

1次の項の係数8を作るように、たすき掛けを作る。

2次の項の係数は3なので、2つの整数に分解するには、3と1に限られる。
従って、(イ)は3である。

0次の項の係数は5であり、2つの整数に分解すると、(1と5)である。
一次の係数の8を作るには、$$ 3 \times 1 + 1 \times 5 =8 $$で可能である。

従って、$$ 3x^2+8x+5 =(x+1)(3x+5)$$となる。

以上。