解説:
キ:
「1960 年代の日本では,約8,000 羽の個体数が確認できたが,急激に減少した。」といったきじゅつなどから、ウミガラスは、個体数を減少させて、絶滅に瀕していると捉えることができる。
したがって、絶滅危惧種が、ふさわしい。
ちなみに、特定外来生物は、人間が移動させなかったら、その場にいない筈の生物がいて、それが、その場の固有種や生態系に影響を与えている生物を指す。アメリカから日本に運んできたアメリカザリガニなどが、特定外来生物に指定されている。
ク、ケ:
これらは、図3のグラフから読み取る問題です。
クは、飛来数を聞いているので、図3のグラフの折れ線グラフから読み取ることになります。下図では、オレンジの部分で、増加していることが読み取れます。
ケについては、「捕食者の捕獲の開始により,巣立ちひな数は\(\fbox{ケ}\)していることが分かる。」とあるので、黒の棒グラフのうち、捕食者の捕獲の期間の部分を見ることになります。下図では、青の部分で、増加していることが読み取れます。
したがって、正解は、
④ キ:絶滅危惧種、 ク:増加し、 ケ:増加
となります。