高卒認定試験 生物基礎 R2-2 大問4 問1 解説+解答

解説:


荒原、草原、森林は、植物群系での名称で、この順に植物の種類が増えてくる並びである。

荒原(こうげん):特定の植物がまばらにしか生育できない所。
草原(そうげん):主にイネ科植物からなり、それに低木(ていぼく)が交じるか、または低木の全くない群落。
森林(しんりん):樹木、特に高木(こうぼく)が群生して大きな面積を占めている所


「最も階層構造が発達するのが\(\fbox{ア}\)である。」ということから、森林がふさわしく、森林には、高木、低木、下草と高さ方向に何層もの植物が生育する。これにより階層構造が発達する。



優占種とは、先的にめている類ということで、多数を占めている種類の植物を指す。「最も広い生活空間を占めており」ということを表す用語として、優占種はふさわしい。

ちなみに、外来種は、外から来た種類ということで、人間が、本来その場にない種類の植物、生物を運び込んで定着したものを指す。
例えば、セイヨウタンポポは、その名の通り、西洋から日本に持ち込まれた外来種である。

したがって、
⑤ ア:森林、イ:優占種
が正解となる。