ここでは、社会的養護を出た人達の進学の状況などをご紹介します。
2015年度の厚生労働省の調査によると、
総数 | 進学人数 | 比率 | |
---|---|---|---|
児童養護施設児 | 2,494人 | 2,336人 | 94.8% |
全中卒者 | 1,185千人 | 1,166千人 | 98.4% |
高校進学率は高くなったが、まだ、一般より3.6%ほど低く推移している。
総数 | 進学人数 | 比率 | |
---|---|---|---|
児童養護施設児 | 1,626人 | 200人 | 12.3% |
全中卒者 | 1,088千人 | 579千人 | 53.2% |
高校卒業後の進学率は、一般より非常に低く推移している。
また、高校進学者数(2,494人)に対して、高校卒業者数(1,626人)となっている。高校進学者の追跡調査ではなく、単年度の調査であるので、確からしさは劣るが、人数に年度変化が少ないとすると、高校進学後、そのまま児童養護施設から卒業に至るのは約2/3となっている。家庭復帰などで児童養護施設を退所して高校卒業しているケースもあるので、一概に言えないが、高校に進学した者の卒業に至らなかったケースは多いと思われる。