社会的養護における、18歳の壁
社会的養護では、
18歳で公的援助が途切れます。措置延長という制度もありますが、延長されたとしても最大20歳までで公的援助が切れます。あるいは、18歳以前に高校等を辞めてしまった場合は、その時点で社会人と見なされ援助が切れてしまいます。
日本の大学等の進学率が50%を超える中、社会的養護の出身者の大学等への進学を、法的には想定していないと見えます。
社会的養護の出身者は、
– 措置される前の学習環境が整っていない
– 自活に向けた準備が必要
そんな中でも、目標に向かって、一所懸命に勉強に取り組んでいる人たちもいらっしゃいます。
社会的養護の出身者には、18歳の1回だけのチャンスしか得られないのでしょうか。公的支援が切れてしまうと、自活していくことに精を出さないといけなくなり、勉強に割ける時間も更に少なくなってしまいます。
進学後の壁
大変な努力が実って進学した後も、
– 学費、生活費を工面しないといけない
バイトに追われ、学業がおろそかになってしまう。
– 周りに頼れる人がいない。
ちょっとしたアクシデント、病気、事故などで、つまずいてしまう。
といった課題があり、折角進学しても、卒業に辿り着けないケースが多々あります。
これらは、本人の努力が足りなかったからなのでしょうか。
そこまで努力を強いなければならないのでしょうか。
応援の方法
学習支援
学習ボランティアとして、若者の勉強のお手伝いをすることで、目標に向け、若者とともに歩むことができます。
学習サイト構築
直接若者とは会わないでも、学習サイトを構築することで、間接的に若者の勉強を応援することができます。
寄付金
1000円あると、生徒さんが学習会の会場までの交通費を気にせずに来れます。
寄付物品
お米、食料などの差し入れは、学生生活における食費の足しになるとともに、応援していてくれる人がいるんだというメッセージが伝わり、元気の素になります。
その他
勉強でなくても、何かの時に、若者と一緒にいる、声を掛ける、手紙を書くなど、気に掛けてくれる人がいるんだということでも、応援になります。
もし、何かしらご興味のある応援の方法があれば、お問合せよりご連絡ください。