何でもないときにこそ連絡を

施設の職員や、私たちのようなサポーターは、「困ったことがあったときには、いつでも連絡してきてね」と言って別れたり送り出したりしていることが多い気がします。でもこれは本心と少し違う気がします。当然ながら困ったことがあったときには頼りに来て欲しいと思っているでしょうが、困ったことがないと連絡してきてはいけないとは全く言ってないと思います。こんな小さな困りごと、ただの愚痴かもしれないことで煩わしたらいけないなんてことはありません、きっと。少なくとも私はそうではない。深刻な事態になる前に来てくれてありがとう、という気持ちです。逆に、いい事があったとき報告に来てくれたら嬉しくないわけないじゃないですか。何を気にすることがあるでしょうか。どんどん、連絡してきてください。

もし、報告に来てもらう側が、忙しいとかで、送り出した後の相談には乗り切れない場合もあるかもしれません。でも、勇気を振り絞って相談に来たのに、一度断ったら二度と来てくれないかもしれません。それっきり、縁が切れてしまうかもしれません。今回の連絡はたまたまタイミングが悪かったけれど、いつでも連絡して良いんだよという関係を持ち続けていれば、また連絡してきてくれることでしょう。

困ったことが起きた時、いい事があったときだけでなく、いつでも連絡がもらえるように、たまたまタイミングが悪くて相談したいときに連絡がつかなくてももう一回連絡がもらえるように、いつでも連絡できるような関係性を続けられるよう、普段からの努力が大事と考えています。何もない時の連絡って、とても難しいと思うのですが、年賀の挨拶、誕生日など適当な口実を見つけては、連絡するようにしています。相手は煩わしく思っているかもしれませんが、まだつながっているんだよ、というメッセージを送ることができればと思ってます。また、相手から、なんでもないけど連絡してみたなんて、連絡が来たら、最高に嬉しいんです。